南部古書会館の古書即売展へ行ってみよう(五反田)

南部古書会館

南部古書会館の所在地は「品川区東五反田1-4-4」です。

電話番号は「03-3441-3975」ですが、古書即売展の会期中のみの電話ですので、お問い合わせの際はご注意ください。

最寄駅は、五反田です。

即売展の日程

南部古書会館の古書即売展は、「金・土」の2日間開催です。
基本的には毎月1回ですが、開催のない月もあります。
事前に開催日を調べて、お間違えのないようお気をつけください。

会場は1階ガレージと2階の、2つに分かれています。
初日のみ1階ガレージは「9時30分」が開場です。2階は「10時」から、いずれも「18時」まで。
2日目は、1階2階とも「10時~17時」です。
2024年は、3種の即売展が、計9回開催されました。

【2025年の日程】
いずれも金曜・土曜、2日間の開催です。

1月 開催なし
2月 開催なし
3月28日・29日 五反田遊古会
4月25日・26日 本の散歩展
5月16日・17日 五反田遊古会

6月 開催なし

*下半期(7月~12月)の日程は分かり次第追記します。

*五反田遊古会は2023年までは年6回(奇数月の開催)でしたが、2024年5月以降は年4回の開催(3・5・9・11月)に変更となりました。

*以上の日程は「日本の古本屋」の催事一覧ページ「古本まつりに行こう」および古書会館で配布する《古書即売展一覧》を参照にしております。
2025年1月現在の日程です。変更や追加など、新しい情報が判りましたら追記してゆきます。

【時間】
各回とも
初日 1階会場=9時30分~18時
   2階会場=10時~18時
2日目 1階・2階=10時~17時

【問い合わせ】
電話:03-3441-3975
古書即売展会期中のみの会場直通電話です。お問い合わせの際はご注意ください。

直前の日程変更があるかもしれませんので、お出かけの際は以下の公式サイトなどで必ずご確認ください。
「日本の古本屋」(→「古本まつりに行こう」のページ)/全国古書籍商組合連合会(代表運営=東京都古書籍商業協同組合)

「古本まつりに行こう」のページには、「古本まつりの名称」「期間」「場所」が掲載されています。
「場所」を見て、南部古書会館を探してみてください。

南部古書会館
南部古書会館

五反田駅(JR山手線・東急池上線・都営浅草線)から南部古書会館まで

南部古書会館
〒141-0022
東京都品川区東五反田1丁目4‐4

五反田駅からの道順を簡単に説明します。

1 山手線

ホームなかほどの中央改札を出て左、東口へ。
外へ出たらまた左へ。バス乗り場があります。
線路と交差している大通りは国道1号線です。
駅前交番の前で右へ。ロータリーの横断歩道を渡ります。

五反田駅を背にして、国道1号線沿いに進みます。
地下鉄「A5」口の階段を過ぎると、次に「A6」口の階段があります。
「A6」口のすぐ先を右に曲がってください。

道なりにまっすぐ進み、ローソン、郵便局、ファミリーマートと通り過ぎます。
道幅が少し狭くなり、進入禁止の道路標識が道の両側に立っています。
標識を過ぎたところで、次の角を左に曲がります。

古書即売展開催日には、この曲がり角に「古書の日」の幟が立っています。
幟を目印にして左に曲がると、50メートルほどで南部古書会館に到着です。
駅から6、7分の距離です。

最後の左折がちょっと分かりづらいかもしれませんが、曲がり角から向こうを見ると、古本を並べた平台が見え、それを眺めているお客さんの姿も見えるでしょう。
ここを曲がると、いつも早足になります。

南部古書会館、目印の幟
目印の幟

2 東急池上線

4階にある改札を出ましたら、地上へ降りてJR五反田駅の東口へ。
そこからは前述「1山手線」と同じです。

3 都営浅草線

「A6」口が便利です。

西馬込寄りと高輪台寄り、改札口は2つあります。
「A6」は高輪台寄りの改札が近いのですが、すべての出口は地下通路でつながっていますので、どちらの改札口から出ても大丈夫です。
「A6」口の階段を上って地上へ出たら、すぐに右へ曲がります。

そこからは前述「1山手線」と同じです。

南部古書会館の古書即売展

南部古書会館
南部古書会館1階会場

南部古書会館に到着しました。
冒頭で記しましたとおり、会場は1階と2階に分かれています。
購入する本の会計も、1階と2階で、別々に行ないます。

さて、1階ガレージには所狭しと古本があふれています。
路上にも平台がはみ出す勢いです。
均一価格ではありませんが、ほとんどが廉価。
200円の本が中心でしょうか。
「これが200円!」と感激することもしばしばです。
ここから掘出し物を見つけ出した人はたくさんいるでしょう。
本会場は2階なのですが、やはり値段の魅力なのか、むしろガレージのほうが人気があるようです。

1階だけでも充分にたのしめますが、とは言え、2階へ行くのを忘れませぬように。

ガレージ脇にある階段を5段ほど上ると、右側には、自動式の検温器と消毒液を設置しています。
左側に手荷物の預り所があります。ここで荷物を預けて、番号札を受け取ります。
古書会館の即売展に共通の手順です。
なお、1階ガレージ会場は荷物を持ったままでも入れます。
(*2023年5月8日からの新型コロナウイルス「5類感染症」移行に伴い、東京古書組合の感染症対策の方針にも変化が見られました。①手洗い及び密接・密集・密閉の回避を引き続き奨励したうえで、②体調不良の際の来館遠慮を呼び掛けています。③マスクの着用は個人の判断に委ねています。④検温器は撤去されました。⑤消毒液の設置については在庫が無くなり次第終了するとのことです)

2階へ上る階段の壁面には、ポスター、絵画、版画など、ここにも販売品が展示してあります。
1階が廉価でしたので、2階は値の張る本が多いのかというと、そんなことはありません。
会場に入ってすぐ左側には、ガレージの延長のような感じで200円均一の棚があります。
もちろん高価な本もありますが、1000円以下の本はいくらでもあります。

東京古書会館に比べると、会場の面積は狭いのですが、本の量が少ないからと言って、面白そうな本が少ないわけではありません。
それだけ濃縮しているとも言えそうです。
本の量に圧倒されることもなく、一冊一冊、じっくりと吟味できるでしょう。

会場の右奥に帳場があり、その脇のガラスケースには特選品が陳列されています。
ガラスケースの上に「古書即売展一覧」や「古書目録」が置いてあれば、それらは無料ですので、ぜひ貰って行きましょう。

お手洗いは、男性用は2階会場の入口前にあります。
女性用は1階荷物預り所(クローク)の奥です。お客さんの入れない場所ですが、係員に申し出ればもちろん利用できます。

繰り返しになりますが、南部古書会館の即売展は毎月1回、開催されない月もあります。
東京会館や西部会館に比べると回数は少ないです。
しかしそれだからこそと言うべきか、南部会館の即売展を楽しみにしている人は多いと思います。

いつも必ず、東京古書会館の即売展と日程が重なってしまうのは悩ましいところです。
どちらを先に訪れようか……。
初日(金曜日)にかぎっての話ですが、1階ガレージの開場は9時30分。東京古書会館より30分早く開きます。
このわずかな時間差は絶妙です。
一刻でも早く古本に対面したい。
そういう常連さんの多くは、初日が重なった場合に、東京会館よりも南部会館を選ぶのではないかとも思われます。
雑本を中心に、安い本がたくさん放出されることも、魅力のひとつです。

いずれの古書会館も同じですが、初日の朝一番はたいへん混雑します。
特にガレージ会場。南部会館の9時30分、あるいは西部会館の10時。
ガレージ会場はそれほど広くはありませんし、通路も狭いですから、なおさらです。
ゆっくり本を探したい方は、初日の午後、もしくは2日目に訪れるとよいでしょう。

初日の常連さんの手さばきは、それは見事なものですが、古書即売展に完売はありません。
2日目になっても、古本はまだたくさんあります。
種々雑多、何が出てくるか分からない古本の山から、あなたの一冊を発見してください。

南部古書会館
南部古書会館

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神奈川古書会館の古書即売展へ行ってみよう(反町)