【2010年2月16日】
リブロ池袋本店春の古本まつりを初探訪。
会場は西武百貨店2階の西武ギャラリー。
最終日なので左程の混雑もなく、ゆったりと落穂ひろいをする。
『柳緑花紅録』徳川夢声(イヴニングスター社)525円
『奇妙で珍奇で怪奇な話』野高一作(芸文社)210円
『ミス・ガンコ』横山泰三(八興)525円
『東洋語源物語』渡辺紳一郎(旺文社文庫)210円
『わが町・新宿』田辺茂一(旺文社文庫)315円
以上5冊を購入する。
池袋から新宿に移って、次はサブナードの古本浪漫洲を訪れるが、購入なしに終わる。
来月の300円均一の日に再訪してみよう。
つづいて中野、年が明けてから初めてのブロードウェイ。
『3分間劇場』やなせたかし幻想短篇小説集(サンリオ)525円、『海千山千』福田蘭童(創元社)840円、昨年の五反田で買いそびれた『男性飼育法』三宅艶子(婦人公論昭和33年7月号付録)210円など、4階のまんだらけが面白かった。
2階に降りて、古書うつつの店頭より『矢の家』メースン(創元推理文庫)100円。店内に入ると、以前は文庫本を置いてあった棚が模様替えをして、絵本や児童書が飾ってあった。店内の文庫本はほぼ一掃されてしまったようだ。
しめくくりは高円寺の都丸支店に寄り、店頭100円均一棚から『秋山清詩集』『平出隆詩集』、現代詩文庫(思潮社)を2冊買う。
いつもながらここの店頭棚には眼光の鋭い古本紳士連が集う。
【2022年12月追記】
「リブロ池袋本店」の古本まつりは、春(2月)と夏(7月もしくは8月)の、年2回。
恒例行事のひとつでしたが、2015年7月末にリブロ池袋本店は閉店となり、その直前に行なわれた第26回がリブロ主催としては最後の開催となります。
リブロ跡地には三省堂書店が出店し、翌2016年2月には「三省堂書店池袋本店古本まつり」として第1回を開催。古本まつりも無事に受け継がれました。会場もそれまでと同じ西武ギャラリーです。
以後、開催は続き、2022年8月で第14回となりました。
大きな会場で、初日の朝は、入場待ちの行列がずらりと伸びます。
中野ブロードウェイ2階の「古書うつつ」は、このところ訪れていないものですから、最近の店内の様子など詳しくは判りません。
店舗とは別に、神保町の「三省堂古書館」には、出品店のひとつとして古書うつつの棚があったのですが、その古書館も、三省堂書店本店ビル建て替えに伴い、2022年5月で閉店となってしまいました。