【2010年2月26日】
午後から神保町へ。
地下鉄を降りて外へ出ると雨がぱらつき始めて、田村書店の店頭販売も中止。
東京古書会館へ直行して、ぐろりや会。
奥野他見男が4、5冊まとめて並んでいて見応えがあったが、どれも3000円を超えており、素直に見送る。
先日、まんだらけで840円で買った福田蘭童『海千山千』に4000円の値がついていたのはちょっと驚いた。
『灯火の歴史・時計の歴史』イリン(旺文社文庫)300円。
即売展で文庫1冊だけとは寂しいが、散財を思えば、いくらか複雑ながらほっと胸を撫で下ろしたところもある。
小宮山書店ガレージセールで『頓服薬』山蔦正躬(甲陽書房)100円。
@ワンダーの2階で、先日来の新書判を、今日は4冊。
『お邪魔さま』戸塚文子(ポケット文春)315円
『食いもの旅行』狩野近雄(ポケット文春)315円
『ぶんさん行状記』渡辺紳一郎(四季新書)315円
『とりこになった男たち』西川満(あまとりあ社)420円
19日、21日、そして今日と、帳場では同じ女性がお店番をしているから、「また来たな」と思われているのだろう。
「どうせ買うのならいっぺんに買えばよいのに」とも思われているだろう。
2010年2月26日 今日の1冊
*@ワンダー/神保町
『とりこになった男たち』西川満(あまとりあ社/1955)420円
【2022年12月追記】
わずか数冊ずつしか買わない客のことを、帳場の人はいちいち気にしないとは思いますね。
どうせ買うのだから、いっぺんに買えばよいではないか。
今から振り返ってもそう思います。
だいたい、その本がいつまでもそこに売れ残っている保証などはどこにもないのだから、見つけたときに買っておくというのは、古本漁りの鉄則であるはずなのです。
とはいえ、その日にはその日の事情があり、やりくりがあり、そういうわけにはゆかないのです。
@ワンダー2階での新書判回収はもう少し続きます。