西部古書会館の所在地は「杉並区高円寺北2-19-9」です。
電話番号は「03-3339-5255」ですが、古書即売展の会期中のみの電話ですので、お問い合わせの際はご注意ください。
最寄駅は、高円寺です。
即売展の日程
西部古書会館の古書即売展はほぼ毎週、「土・日」の2日開催が多いのですが、「金・土・日」「土・日・月」の3日、あるいは「木・金・土・日」の4日開催もあります。
2023年10月に初開催となる高円寺均一まつりのみ「水・木」の平日開催です。
月に1回、開催のない週があります。
時間は初日の金曜日が「10時~18時」、2日目の土曜日(3日以上開催の場合は最終日)は「10時~17時」です。
2023年は、11種の即売展が、計39回開催されました。
【2024年の日程】
曜日の表記がない即売展は「土・日」2日間の開催です。
1月6日・7日 杉並書友会
1月13日~15日 大均一祭【土・日・月】
1月27日・28日 中央線古書展
2月2日~4日 西部展【金・土・日】
2月10日・11日 杉並書友会
2月24日・25日 好書会
3月2日・3日 Vintage Book Lab(ヴィンテージ・ブック・ラボ)
3月7日~10日 BOOK & A【木・金・土・日】
3月23日・24日 中央線古書展
3月28日~31日 青札古本市【木・金・土・日】
4月6日~8日 大均一祭【土・日・月】
4月13日・14日 好書会
4月26日~28日 西部展【金・土・日】
5月4日・5日 杉並書友会
5月11日・12日 中央線古書展
5月23日~26日 BOOK & A【木・金・土・日】
6月1日・2日 杉並書友会
6月8日・9日 好書会
6月22日・23日 高円寺優書会
6月29日~7月1日 大均一祭【土・日・月】
7月5日~7日 西部展【金・土・日】
7月20日・21日 杉並書友会
7月27日・28日 中央線古書展
8月3日・4日 好書会【土・日】
8月10日 高円寺200円均一古本フェスタ(初開催)【土】
8月17日・18日 Vintage Book Lab(ヴィンテージ・ブック・ラボ)【土・日】
8月22日~25日 BOOK & A【木・金・土・日】
8月31日・9月1日 杉並書友会【土・日】
9月7日・8日 高円寺均一まつり【土・日】
9月14日・15日 好書会【土・日】
9月21日・22日 杉並書友会【土・日】
9月28日・29日 中央線古書展【土・日】
10月4日~6日 西部展【金・土・日】
10月10日~13日 BOOK & A【木・金・土・日】
10月19日・20日 春秋展(初開催)【土・日】
10月26日・27日 好書会【土・日】
11月16日・17日 高円寺優書会【土・日】
11月23日・24日 中央線古書展【土・日】
11月29日~12月1日 西部展【金・土・日】
12月5日~8日 歳末赤札古本市【木・金・土・日】
12月12日~15日 BOOK & A【木・金・土・日】
12月21日・22日 高円寺均一まつり【土・日】
12月28日・29日 好書会【土・日】
*以上の日程は「日本の古本屋」の催事一覧ページ「古本まつりに行こう」および古書会館で配布する《古書即売展一覧》を参照にしております。
2024年6月現在の日程です。変更や追加など、新しい情報が判りましたら追記してゆきます。
【時間】
各回とも10時~18時(2日目は17時まで。3日以上開催の場合は最終日が17時まで)
*3月のヴィンテージ・ブック・ラボのみ10時~19時(2日目は17時まで)
【問い合わせ】
電話:03-3339-5255
古書即売展会期中のみの会場直通電話です。お問い合わせの際はご注意ください。
直前の日程変更があるかもしれませんので、お出かけの際は以下の公式サイトなどで必ずご確認ください。
・「日本の古本屋」(→「古本まつりに行こう」のページ)/全国古書籍商組合連合会(代表運営=東京都古書籍商業協同組合)
「古本まつりに行こう」のページには、「古本まつりの名称」「期間」「場所」が掲載されています。
「場所」を見て、西部古書会館を探してみてください。
高円寺駅(JR中央線)から西部古書会館へ
最初にご注意いただきたいのは、中央線の休日運転です。
「土・日・祝日」の中央線快速電車は、高円寺駅に停まりません。
並行して走る総武線(もしくは東西線直通)の各駅停車に乗ります。
西部古書会館の即売展は「土・日」開催が多いですので、快速には乗らないようお気をつけください。
高円寺駅の改札口はひとつです。
改札を出ましたらまず左側の北口へ。
バスロータリーに面していますので、今度は右へ。
交番がありますから、その前にある横断歩道を渡ります。
渡った先のローソンを右手に見ながら、まっすぐ進みます。
やがてオリンピック(ディスカウントストア)の先で突き当たります。
その角を右に曲がります。
オリンピックの隣りが西部古書会館です。
5分もかからないでしょう。
西部古書会館の古書即売展
西部古書会館に到着しました。
即売展の開催日には、会館の門前に「古書即売会開催中」の立看板が出ています。
「古本市開催中」の赤い幟がはためいていたり、「古書即売展開催中」の横断幕が掛かっていたりすることもあります。
1 まずはガレージ
何より、道路に面したガレージには古本があふれていますので、気づかずに通り過ぎてしまうことはないでしょう。
(会によっては、それほどあふれていない時もありますが……)
年季の入った2階建ての建物です。
ガレージおよび1階が、古書即売展の会場となります。
駅から近いうえに、西の純情商店街と庚申通り商店街、東のあづま通り商店街、3つの商店街にはさまれた立地ゆえ、人通りは結構多いです。
近所にお住まいの方なら、古書会館を知らなくても、古書即売展の光景を目にしたことのある人は多いのではないでしょうか。
「通りかかったら、たまたま古本市をやっていた」という感じで、ガレージの古本をちょっと覗いて行く人もよく見かけます。
ガレージに並ぶ(散乱する?)古本は、均一価格というわけではないのですが、いずれも廉価です。
100円、150円、200円という値段の本であふれ返っています。
文庫本も多いです。
思わぬ掘出し物にぶつかることも、きっとあるはずです。
初日の開場直後はたいへん混雑します。
特にガレージ会場は、通路が狭いこともあってなおさらです。
ゆっくり本を探したい方は、初日の午後以降に訪れるとよいでしょう。
ガレージにかぎっては、手荷物を持ったままでもかまいません。
2 つづいて1階室内会場
ガレージを見終わったら、室内へ入りましょう。
路面から一段高くなったところが1階会場です。
会場に入ったら、まずは手荷物を預けて、引き換えに番号札を受け取ります。
古書会館の即売展に共通の手順です。
(西部古書会館では、大均一祭など例外的に荷物を預ける必要のない即売展もあります)
夏場や冬場など、空調を使用するときは、入口の戸はたいてい閉め切ってあります。
擦りガラスのサッシ戸ですので、閉めてあると、屋内の様子は分かりません。
会場の中では何か秘密の古本儀式が執り行われているのでは……。
初めての方は気後れしてしまうかもしれませんが、もちろん、普通に開けてかまいません。
戸を開けて入ってみれば、室内会場もガレージの雰囲気と変わりませんから、ご安心を。
2020年から2023年にかけてのコロナ禍のもとでは、入口の戸は開け放っていることが多かったようです。
冷暖房の効き目は悪くなるのですが、換気を優先するということでの開放だったのでしょう。
しかし、外からも屋内の様子がよく見えますので、かえって入り易くなったという思わぬ効果があったかもしれません(?)。
手指の消毒液は、入口の荷物預り所に用意してあります。
入場時の検温もここで行なっていました。
(*2023年5月8日からの新型コロナウイルス「5類感染症」移行に伴い、東京古書組合の感染症対策の方針にも変化が見られました。①手洗い及び「密接・密集・密閉の回避」を引き続き奨励したうえで、②体調不良の際の来館遠慮を呼び掛けています。③マスクの着用は個人の判断に委ねています。④入場時の検温は行ないません。⑤消毒液の設置については在庫が無くなり次第終了するとのことです)
なお、ガレージは屋外ですから、屋根があるとは言え、夏はすてきに暑く、冬はすてきに寒い。
こればっかりは、昔も今も変わりません。
ガレージで手にとった本は、そのまま室内に持って入ってかまいません。
あるいは、室内を見終わってから、もういちどガレージを覗いてもOK。
行き来は自由です。
お手洗いは入口右手の奥にあります(ただし男女共用です)。
初めて行くなら西部古書会館
これから、初めて古書会館に行ってみようと思う人は、まず西部古書会館を訪れるとよいかもしれません。
東京の3つの古書会館の会場を比べてみますと、
・東京古書会館(神保町)→ 地下1階
・西部古書会館(高円寺)→ ガレージと1階
・南部古書会館(五反田)→ ガレージと2階
と、なります。
このなかでは、西部古書会館がいちばん入り易いかと思います。
道路からの見通しがよく、また近隣には商店街があり、人通りも多い。
ひとくくりには言えないのですが、帳場の雰囲気など、西部古書会館がいちばん寛いでいるのではないか、と。
和気藹々としています。
高円寺という町全体にただよう空気が流れ込んでもいるのでしょう。
帳場から聞こえてくる雑談があまりにも面白くて、うっかり聞き入ってしまうこともあります。
まずは西部古書会館で慣らしておいて、それから南部会館や東京会館に歩を進める。
こうすれば、割合にすんなりと古書即売展になじんでくるかとも思います。
もちろん、決まりきった順番などありません。
行ってみたいところへ行く。これがいちばんです。
古書会館に辿り着いたら、そこから先は人それぞれ。
どうぞあなたの歩き方で、古本世界を満喫してください。
〈関連記事〉
東京の、そのほかの古書会館につきましては以下の記事をご覧ください。
また、神奈川古書会館でも、古書即売展を行なっています。下記をご参照ください。
→神奈川古書会館の古書即売展へ行ってみよう(反町)